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ミヤマフキバッタ


フキバッタ

[和名・種類]

ミヤマフキバッタ

[学名]

Parapodisma mikado

[英名]

-

[名前の由来]

深山蕗飛蝗。山地に生息し、フキをたべることから。
別名、ミカドフキバッタ。

[分布]

北海道〜本州

[科名]

バッタ目イナゴ科

[体色]

緑色・茶褐色

[時期]

7月・8月・9月・10月

[特徴・生態]

 山地の沢沿いにある暗い林の下草や、木の葉に生息するイナゴの仲間。
 体長は22mm〜44mmになります。体は濃緑色です。前胸背後縁は鈍角です。中縦隆起線は細く、第3横溝で切断されています。両翅は退化し、前翅は淡褐色で卵形です。第3腹筋背板の後縁に達します。後翅は細くて小さく、淡褐色です。オスの尾毛は末端が扁平で急に幅広くなります。
 幼虫は、成虫に似た姿をしています。幼虫は群れで生息することもあります。
 越冬形態は、卵です。
 食べ物は、キク科のフキ、マメ科のクズなどの葉を食べます。
 生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。枯れ木や朽ち木に産卵します。
 翅が小さいため、鳴き声はありません。成虫になっても、飛ぶことがでず、幼虫のように腹部が露出します。近似種が多数あり、最近では別種として分類されています。

[観察・感想]

 ミヤマフキバッタの幼虫の写真です。
 でも、何かちょっと違うみたい。オレンジ色をして飛び出した眼が特徴的ですが、こんな種類のフキバッタなんで存在しないはずだし。そのほか、バッタやイナゴにも、こんな眼をした昆虫は見たことがありません。幼虫だから翅がないのか、それとも成長障害なのでしょうか。体つきも、少しおかしいです。
 もしかしたら、他の昆虫など寄生虫に寄生されたフキバッタなのではないかなーと推理してみた。とにかく、オレンジ色に飛び出した眼は、何かおかしいです。病気なのか、寄生虫なのかって感じがします。フキバッタの仲間は、ニクバエ科、ヤドリバエ科、ツリアブ科などに寄生されることがあるみたいです。ハリガネムシもあるかもしれない。
 何かに寄生されて、病気になったんじゃないかなって気がします。
 それとももしかして、オレンジ色の飛び出した眼を持つバッタやイナゴがいるのかもしれない。幼虫の時の写真って、図鑑にはほとんど掲載されないから。幼虫時代は、オレンジ色の飛び出した眼を持った種類がいたりするのかもしれない。後にも先にも、こんなバッタを見たのは今回一度きりなので、詳細は謎に包まれております。
 そして新情報がっ!!オレンジ色の飛び出ている眼は、眼ではなく、目元に付いたダニではないかと・・・。実際に画像を拡大して確認してみたところ、本当にダニでしたぁー!!どうやら寄生虫や病気ではなく、健康体のようです。

[写真撮影]

2008年06月19日

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ミヤマフキバッタの成虫
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