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 オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ

[名前・種類] オオイヌノフグリ
[学名] Veronica persica
[英名] Persian speedwell
[名前の由来] 大犬の陰嚢。大きな犬の金玉袋と言う意味。
[分布] 日本各地
[科名] ゴマノハグサ科クワガタソウ属
[花色] 瑠璃色
[花期] 3月4月5月
[特徴・解説]  ユーラシア・アフリカ原産の越年草。明治初期に渡来し、現在では全国的な雑草となっています。畑や、道端などで、普通に見かけることができます。
 茎は根元で良く枝分かれして横に広がります。
 葉は長さ0.7cm〜1.8cm、幅0.6cm〜1.5cmの卵円形で、1cm〜5cmの柄があり、ふちには8個〜16個の鈍い鋸歯があります。茎の下部では対生し、上部では互生します。
 葉のわきに1個ずつ花をつけます。花柄は1cm〜2cmあり、花冠は4裂し、ルリ色で7mm〜10mmあります。オシベは2個で、日が当たっている時にだけ開きます。
 果実は長さ約4mm、幅6mmで平たく、ふちにだけ長い毛があるさく果です。中に舟形の種子が入っています。
[感想]  オオイヌノフグリといえば、春の訪れを告げる野草というイメージが強いんじゃないのかな。少なくとも自分にとっては、「春の訪れを告げる野草」でした。ところが気候が温暖な三浦半島では、真冬でも日当たりの良い場所なら咲いているんですよー。あんまり季節感がないよね。
 咲いていて当たり前のように見ているオオイヌノフグリなんですが、本当は外来種なんですね。植物観察を趣味とする前までは、オオイヌノフグリが外国からやってきた植物だなんてまったく知りませんでした。ずっと日本に生えているものだと思っていたので。
 在来種のイヌノフグリは、絶滅の危機に瀕しているようです(TωT)。今のところ、見たことがないんですよねー。
[写真撮影] 2008年02月29日
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