 |
3つに分けられる
|
|
三浦半島の地形は、大きく分けて、北帯、中帯、南帯の3つの区域に分けることができます。
|
 |
北帯
|
|
北帯は、逗子市と横須賀市長浦間の田越川凹地(たごえがわくぼち、JR横須賀線が走っています)以北になります。
神武寺山、鷹取山(139メートル)がおもな山になります。 |
 |
中帯はさらに3つに分けられる
|
|
中帯は、横須賀市の相模湾側、小田和湾と、横須賀市の浦賀水道に面した津久井とを結んだ線以北になります。この中帯は、さらに3つの山塊に分けられます。 |
|
 |
中帯北部 |
|
|
二子山(207.9メートル)、桜山の山地を含む一帯で、三浦半島の中でももっとも山深く、自然が残されているエリアです。森戸川の源流域はもっとも自然が豊富です。
森戸川源流の南側、平作川~下山川が境界線になっています。 |
|
 |
中帯中部
|
|
|
三浦半島最高峰の大楠山(241.3メートル)があります。三浦半島で2番目に高い宝金山(ほうきんざん、222メートル)は、戦後のゴルフ場開発のために姿を消してしまい、現在は湘南国際村として生まれ変わりました。
中帯中部の南側では、長沢、太田和、武を結ぶ断層帯があり、中帯の南部との境界線となっています。 |
|
 |
中帯南部
|
|
|
北下浦海岸に迫ってそびえ立つ、武山(200.4メートル)、大塚台(206メートル、砲台山)、富士山(183.4メートル)の3つの山からなっています。海岸近くから、200メートル級の山がそびえ立っています。 |
 |
南帯
|
|
初声や上宮田に代表される低い平坦地と、半島南部の岩堂山(82.4メートル)を最高峰とする緩やかな台地です。三浦市市域のほとんどを占めています。
この台地は海抜約50メートルの平坦な土地ですが、その間には深く侵食された谷が発達し、海岸から奥深くにまで侵入しています。沈降して深い入り江となった溺れ谷があります。油壺湾や、小網代湾などは、その代表です。
三浦半島観光地図:三浦市三崎町小網代:油壺湾
南帯の南側は、太平洋に面しており、高さ30メートルほどの断崖が連続しています。その下には、海食台が発達し、海食洞や、いくつかの孤立した岩峰が見られ、奇観をていしています。 |
 |
三浦半島の島々
|
|
 |
城ヶ島
|
|
|
最南端には東西2キロメートル、南北700メートル、標高30メートルの城ヶ島があります。
三浦半島最大の島で、三崎港の天然の防波堤となっています。1923年(大正12年)、関東大震災の際には、三崎の町を津波から防いでいます。
三浦半島の歴史:1923年・関東大震災 |
|
 |
その他の島
|
|
|
三浦半島沿岸には、東京湾側には猿島があります。相模湾側には天神島がありますが、現在では陸続きとなっています。
島らしい島は、以上の3つになるでしょう。
三浦半島の歴史:横須賀市猿島の史跡巡り・観光名所案内 |
|
 |
あとは岩礁と人工島
|
|
|
このほかにも、長者ヶ崎の南沖に尾ヶ島、芝崎沖に鮫島、菜島がありますが、いずれも無人の岩礁です。
鎌倉の由比ガ浜沖には和賀江島がありますが、これは鎌倉時代に人工的に造られた日本最古の築港史跡です。 |