そらいろネット > 三浦半島観光地図 > 横須賀市 > 鴨居 > 地層

地層


観音崎の地層

バス停観音崎京急ホテル下車 徒歩数分
地図
観音崎の地層
往生院

 横須賀美術館の裏山で見ることができる地層です。真夏の季節に行ったので、緑がたくさん生い茂っていて、地層があまり観察できませんでした。冬に見に行った方が、しっかりと地層を観察できると思います。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・横須賀美術館
 鴨居・観音崎エリアは、三浦層群という地層になります。自分が見ている地層も、三浦層群なんだと思います。三浦層群は三浦半島を形成する代表的な地層のひとつで、三浦半島から房総半島中部〜南部にまで分布する海成層です。
地層事典:三浦層群
 第三紀中新世から鮮新世にできた海成層で、葉山層群の上を覆っています。
地層事典:葉山層群
 三浦層群は下位から、三崎層・逗子層・田越川層・池子層に分類することができます。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎の地層

バス停観音崎京急ホテル下車 徒歩数分
観音崎の地層
往生院

 地層の道への入り口。幕末の頃から太平洋戦争終結まで、台場・要塞として作られた場所です。そこには物資輸送や人員移動、砲台建設のために、たくさんの小道が作られました。そのため、地層が観察できる場所が多くあります。
 右側の地層には、小さな断層が確認できました。どのくらいの規模の地震を起こした断層なんだろう。それほど大きくズレているわけじゃないので、小さな地震なのかなー。じっくりと地層を観察していると、意外と簡単に断層を見付けることができます。断層って、それほど珍しい物ではないんですよ。
 観音崎は地層から見ると、磯と、山とに分類できます。山は大きな地震が起こるたびに隆起を繰り返し、現在の地形となりました。海底で新しい地層が作られ、地震が起こると海底が隆起して陸地になります。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎の地層

バス停観音崎京急ホテル下車 徒歩数分
観音崎の地層
往生院

 地層の道です。左右に地層に挟まれて進む道は、時代を感じさせます。
 観音崎灯台へと通じる道が、地層の道になっています。観音崎公園内では、いたるところで地層の観察をすることができます。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎公園
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎灯台
 観音崎では火山の噴出物と思われる大きな岩石のカケラが混じる池子火砕岩層と、軽石混じりのスコリア質の砂岩層と細かい凝灰岩の砂岩層が互層になっている逗子層があります。
 観音崎灯台の下の磯では、局部的に火砕岩の大きなカケラが散らばるように堆積しています。正常の堆積物を削り取った部分を充填する形で岩石のカケラが堆積した、チャネル構造です。充填堆積物は、周囲の池子火砕岩から削られた角礫で、地層堆積直後に海底斜面で地滑りが起こったと考えられます。

写真撮影:2008年08月15日

アンモナイトの化石

バス停観音崎京急ホテル下車 徒歩数分
アンモナイトの化石
アンモナイトの化石

 観音崎の地層を観察していたら、アンモナイトの化石を発見しました!!
 持って帰ろうかと思ったのですが、コンクリート製だったので、採取することができませんでした。アンモナイトなのに、なぜコンクリート製なのかって?
 そっ、それはぁー。観音崎公園の案内板に飾り付けられていた、アンモナイトなもんで(^^ゞ
 残念ながら、鴨居・観音崎では、アンモナイトの化石は見付からないんですよー。この辺りの地面ができた時代と、アンモナイトが生きていた時代はかなり異なるので、頑張って探しても見付かることはありません。アンモナイトは、三浦半島ができるよりも、もっと古い時代に生息していた生き物です。
 地層の年代を調べる時、放散虫の化石を調査しますが、放散虫の化石なら見付かるみたいです。でも、肉眼では見えないくらい小さいので、見付けたとしても、あんまり嬉しくないですね(^^ゞ

写真撮影:2008年08月15日
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
コミュニティ
広告
広告



  横須賀市-津久井  
働く船たち そらいろネット 三軒家砲台跡
Copyright そらいろネット All right reserved.