横須賀鎮守府の古写真。この写真の横須賀鎮守府庁舎は、1890年(明治23年)に建設された、初代横須賀鎮守府庁舎ですね。初代横須賀鎮守府庁舎は、1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊してしまいました。
関東大震災では、震源に近かったこともあり、三浦半島はとても大きな被害を受けました。三浦半島の地形そのものも変化しました。東京で火災による被災者の方が多いのですが、地震による家屋の倒壊は神奈川県の方が多くありました。東日本大震災のマグニチュード9.0に比べたら規模の小さな地震ではありますが、マグニチュード7.9を記録しています。
横須賀鎮守府は、神奈川県横須賀市にあった日本海軍の鎮守府で、通称、横鎮(よこちん)です。違うことを想像しないように!
1871年(明治3年)、「海軍規則」で「附近ノ諸港ヲ統括」する「海軍提督府」の条項を設け、翌年にその職員が発令され、執務場所を海軍省内としました。
1876年(明治8年)8月、「提督府」を「鎮守府」とし「東海鎮守府」を横須賀に、「西海鎮守府」を長崎に置くことが決定されたが、9月14日に東海鎮守府を横浜に設置し、西海鎮守府は設置されませんでした。
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