ダイアンサス・ナデシコの特徴
ダイアンサスとは、ナデシコ科ナデシコ属の植物の総称です。ナデシコ属のことを学名で「Dianthus」といいます。カーネーションもナデシコ属に分類されますが、園芸ではカーネーションだけ別物として扱われるようです。
日本には、ヤマトナデシコとも呼ばれるカワラナデシコ、ハマナデシコ、ヒメハマナデシコなどがあります。
約300種ほどの原種がアジア〜ヨーロッパを中心に存在し、たくさんの園芸品種が作出されました。代表的なものでは、イセナデシコ、セキチク、ビジョナデシコなどがあります。一年草タイプと、多年草タイプとに分類されます。また、新種によって花期も異なります。
管理のポイント・置き場所
一年草タイプは、晩秋〜初夏にポット苗で出回ります。カラフルな花が特徴的です。多年草タイプは、春〜初夏に鉢花として出回ります。コンパクトな草丈が特徴です。カワラナデシコ、タカネナデシコなどは山野草の仲間として扱われます。
耐寒性が強く、高温多湿を苦手とし、やや冷涼な気候を好みます。風通しが良く日当たりの良い場所が適しています。
過湿が苦手なので、やや乾燥気味に育てます。
培養土
土は酸性土を嫌い、水はけがよく、腐植質の多い用土に植えます。
市販されている草花用培養土、家庭菜園用培養土を使用するのが簡単です。
水遣り・肥料
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。乾燥美味を好むので、水遣りのしすぎは根腐れの原因となってしまいます。
肥料は元肥の他には、生育の良い期間に月1回〜2回、薄めの液肥を与えます。肥料を与えすぎると、茎や葉が徒長し、立ち枯れ病になってしまいます。
四季咲きタイプもあるので、花が咲いている時期に肥料をあげると覚えておくとわかりやすいです。
夏越し・冬越し
日本の気候に合っており、寒さ、暑さには強いので、あまり意識する必要はありません。
増やし方
一年草タイプでは、種子を採取し実生で増やします。発芽適温は15℃〜20℃で、タネをまくと約1週間で発芽します。本葉が5枚〜6枚になったら、ポットに移植してあげましょう。
栽培カレンダー
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3月 |
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◇花期◇ |
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◇挿し芽◇ |
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◇植え付け◇ |
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◇植え替え◇ |
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◇種蒔き◇ |
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