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 口内炎
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口内炎の概要は?
おもな症状
  口腔粘膜の痛み
赤い、腫れる
熱っぽい
ただれる
似ている病気
  歯肉に生じる歯性炎症

口内炎ってどんな病気?
口腔粘膜炎の総称
   「口内炎」とは、ひとつの病気を指す言葉ではありません。口の中の粘膜に生じる炎症・粘膜炎を総称した言葉で、さまざまな病気が含まれています。
 口内炎には、歯肉炎(しにくえん)、舌炎、口唇炎(こうしんえん)、口角炎(こうかくえん)など、特定の部位にできた粘膜炎も含まれます。これらの病名は、それぞれの部位にのみ炎症がみられる場合に使用されます。
口内炎とは
   口内炎とは、ひとつの部位だけではなく、ある程度広い領域の粘膜に炎症がみられるものをいいます。
一般的な口内炎
   一般の人が「口内炎」というのは、「慢性再発性アフタ」のことです。

口内炎の原因は?
口の中と全身的な原因
  イメージ画像 口内炎の原因はさまざまです。
 化学物質による化学的傷害、義歯などの接触による物理的傷害、一般細菌、結核、梅毒(ばいどく)、真菌(しんきん、カビの一種)、ウイルスの感染、鉄・ビタミンの欠乏などの原因があります。
 全身疾患にともなうものとしては、皮膚疾患、膠原病などがあります。
 また、原因不明のことも、少なくありません。

口内炎の症状は?
赤く腫れたりただれたり
  イメージ画像 口の広い範囲の粘膜が赤くなってただれたり、水ぶくれ、アフタとと呼ばれる小さな潰瘍や大きな潰瘍ができたりします。ときには、偽膜(ぎまく)と呼ばれる白い苔状の膜ができることがあります。
初期症状はしみる程度
   自覚症状としては、はじめのうちはしみて痛い程度です。鏡を見て、偶然に口の中の異常に気が付くことも少なくありません。
 進行すると、接触痛が強くなり、食事がとれない、飲み込みにくい、しゃべりにくいなどの症状があらわれます。

口内炎の診断は?
症状を観察して
  イメージ画像 口内炎では、粘膜の性状をよく観察し、症状のあらわれた原因、経過などを手がかりに、診断を行います。
カタル性口内炎
   口の粘膜が、全体的に赤くなっている場合は、カタル性口内炎が考えられます。
 細菌感染などが原因となります。
慢性再発性アフタ
   口の粘膜に数mmほどの大きさの、丸くて表面が白っぽく、周囲が赤くなった病変がみられることがあります。これは、アフタと呼ばれます。
 アフタ性口内炎、ベーチェット病などで見られる症状のひとつです。
潰瘍性口内炎
   粘膜が深く掘れたような症状は、潰瘍性口内炎(かいようせいこうないえん)が考えられます。
 虫歯や義歯が原因の場合もありますが、結核、梅毒、ガンなどとの鑑別が必要なため、組織検査を行います。
カンジダ口内炎
   点状の白色病変がみられる場合、真菌の一種であるカンジダによる口内炎が考えられます。
単純ヘルペスウイルス
   ウイルス感染による口内炎では、単純ヘルペスウイルスが原因の場合が多くみられます。唇、口の中の粘膜に小さい水ぶくれのような病変ができ、再発を繰り返すことが特徴です。
 また、手足口病麻疹でも、口の中に病変がみられ、診断の基準となることもあります。
全身的な病気による口内炎
   天疱瘡(てんぽうそう)、類天疱瘡(るいてんぽうそう)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの皮膚疾患が口の中にあらわれることもあります。
 全身性エリテマトーデスなどの膠原病にともない、口の粘膜に病変があらわれることもあります。
 このような場合、全身的に異常がないかどうかも、検査する必要があります。

口内炎の治療法は?
原因によって違う治療法
  イメージ画像 局所的な口内炎では、うがい薬、軟膏が使われます。
 全身的な病気によるものでは、それぞれに応じた薬を服用します。

口内炎かなと思ったら?
長引くようなら病院へ
  イメージ画像 症状が軽い場合は、様子をみていても大丈夫ですが、長く続くようなら専門医を受診しましょう。
 口全体に口内炎ができてしまったら、食事がとれないために体力を消耗してしまい、他の病気を患ってしまうこともあります。また、重大な疾患との鑑別が必要な場合もあります。なるべく早めに口腔外科、内科、耳鼻咽喉科、小児科などの専門医を受診してください。
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