横須賀港開港150周年記念行事の一環として、帆船「日本丸」が久里浜港へ寄港した際、埠頭が開放され一般公開が行われました。
横須賀港は1865年(慶応元年)、徳川幕府の勘定奉行小栗上野介忠順とフランス人技師フランソワ・レオンス・ヴェルニーが、横須賀村に横須賀製鉄所(のちの横須賀造船所)の建設を開始したことを開港の起源としています。
小栗上野介忠順|人物事典
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フランソア・レオンス・ヴェルニー|人物事典
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横須賀製鉄所|三浦半島事典
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日本丸は独立行政法人航海訓練所が所有する横須賀で建造された帆船練習船で、帆を拡げた時の姿から「太平洋の白鳥」と呼ばれています。
船員に求められる資質を育て、基礎的知識・技能を習得するため、航海訓練を実施しています。
●日本丸諸元
・建造場所:住友重機械工業株式会社浦賀工場
・起工年月日:1983年(昭和58年)4月11日
・浸水年月日:1984年(昭和59年)2月15日
・竣工年月日:1984年(昭和59年)9月12日
・総トン数:2,570t
・全長:110.09m
・幅:13.8m
・最大搭載人員:190名
浦賀ドック|横須賀市浦賀町
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●セイルドリル
帆船「日本丸」に乗船する実習生が、合計36枚の帆(セイル)を張り、畳む訓練を行います。通常、帆を張る訓練は洋上で行うため、帆を拡げた姿を間近に見学できるのは、とても貴重な機会となります。約1時間かけて36枚すべてのセイルが開いていく様子は見応えがあります。
横須賀市消防団音楽隊によるブラスバンドの演奏も行われます。
●船内一般公開(無料)
帆船「日本丸」の船内を一般公開します。普段は見ることのできない訓練のための特殊な設備などを見学できます。
●出向・登檣礼
帆船「日本丸」で航海訓練を行っている実習生全員が、離岸時に港や見送る人々に対して感謝の意を表し、白い実習服と黄色い高所作業帽に身を包み、マストやヤード(帆を取り付ける横方向の桁)に登り、帽子を振り「ごきげんよう」を三声する帆船にとって最高の儀礼です。
出港に合わせ、陸上自衛隊久里浜駐屯地所属隊員による久里浜太鼓を披露します。
●イルミネーション
船首から各マストの頂を通して船尾までに設置された電球に灯されて、帆船「日本丸」の船体がライトアップされます。
●実施イベント
・2015年10月15日(木) 寄港
・2015年10月15日(木)〜2015年10月18日(日)日没〜22:00 イルミネーション
・2015年10月17日(土)13:00〜16:00 セイルドリル
・2015年10月18日(日)9:00〜11:30・13:00〜16:00 船内一般公開
・2015年10月19日(月)10:00 出港・登檣礼(とうしょうれい)
久里浜港|横須賀市久里浜
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ぱしふぃっくびいなす|久里浜港|横須賀市久里浜
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