|
家庭環境の影響が大きかった・・・
|
|
私の場合は子供時代、症状が出るたびに怒鳴られていたので、いつの間にか固定化されていきました。チックが出るようになった原因そのものが、家族環境にあったように思います。
症状は喉を鳴らす、首を振る、鼻をすする、腹をへこます、やぶ睨みなどでした。
大人になってからは、ひどいときはハードロックのドラマーのように首を振り、日常生活に支障をきたすこともありますが、奇人・変人扱いをされたり、いじめに遭うのが一番辛いです。他人に「おかしい」と指摘されると、意識してしまい症状が悪化してしまいます。ストレスを受けたり、身体が疲れると、症状もひどくなっていきます。
|
|
ゆっくりとした生活が必要
|
|
ゆっくりとした時間の流れの中で生活をしていると、自分でも気が付かないうちに一時的ではありますが、チックが治まることがあります。
しかし、緊張を感じて生活をしたり、ストレスを感じたり、時間に追われるような生活をしていると、いつの間にかチックが出るようになってしまいます。やっぱり治らないです(TωT)
|
|
認知されていない病気
|
|
チック症、トゥレット症候群は、世間ではほとんどの人が知らない病気です。しかも医療関係者ですら知らない人が多いです。
横須賀市にある共済病院の精神科に入院した時、看護婦はチック症の存在も名前も知らず、聞いたことがない病名なので説明を求められ、時間をかけて説明させられましたが理解できなかったようです。汐入にあるメンタルクリニックの精神科医でも、チック症の存在を知りませんでした。わざわざ自分で説明しなければならず、いくら説明をしても相手側に知識がないので理解することができず、大きな苦痛でした。
日本国内では医療従事者への認知度ですらこのような惨状ですから、適切な治療を受けることすら難しいのが現状です。
寿命には影響がないとはいえ、結局のところ原因不明の不治の病なので、難病や障害者の認定、医療費の助成制度などがあるといいのですが・・・
|
|
社会生活でのハンディキャップ
|
|
私は専門家ではないですし、自分や自分のまわりの人、ネット上での知り合いしかいませんが、チック症の出る人には寂しがり屋の人が多いように感じます。悩んでいても理解してくれる人がほとんどいない、あるいは他の精神疾患も抱えている人がほとんどです。
チック症、トゥレット障害があると、それだけで社会生活では大きなハンディキャップになってしまうので、とても苦労します。学校ではいじめに遭い、就職では差別されてしまい仕事内容も制限され、接客業や人と接する仕事に就くことができません。仕事でストレスを受ければ症状も悪化するので、サラリーマンとして生活していくにはほとんど不可能なのが現状です。
|