[名前・種類] |
ソテツ |
[学名] |
Cycas revoluta |
[英名] |
Japanese sago palm |
[名前の由来] |
蘇鉄。中国名の蘇鉄を和音読みしたもの。
また、 樹勢が衰えても、鉄分を与えると甦ることからとする説も。 |
[分布] |
宮城県、鹿児島県、沖縄県の海岸 |
[科名] |
ソテツ科ソテツ属 |
[花色] |
黄色 |
[花期] |
7月・8月 |
[特徴・解説] |
亜熱帯地域に生える常緑低木〜小高木です。
太い幹が直立し、ときに分枝して、表面は古い葉痕(ようこん)で覆われます。高さは2m〜5mになります。幹には年輪はありません。
雄花穂は円柱形に、雌花穂は球形に集まります。花粉が胚珠につくと発芽して花粉管が伸び、中に精子ができます。この精子は1896年に、池野成一郎氏により発見されました。
葉は幹の先に叢生(そうせい)し、羽状複葉状になります。裂片は線形で固く、先は鋭くとがります。長さ50cm〜1.5mになり、子葉は8cm〜20cmになります。
種子は11月〜12月に朱赤色に熟します。
雌雄異株です。観賞用として暖地に植えられ、広く親しまれています。日本には一種が自生し、国際的な保護の対象になっています。樹は庭木、盆栽などとし、葉は細工物、種子は薬用になります。髄からはデンプンがとれます。沖縄では飢饉の時に食用にされましたが、サイカシンという有毒成分を含んでいるため、処理を誤ると中毒死することもあります。 |
[感想] |
ソテツといえば、恐竜が生きていた頃から生えている裸子植物です。草食恐竜が食べていたのかもしれませんが、毒があるそうなので、大丈夫だったのでしょうか。恐竜絶滅の謎に関しては数々の説がありますが、きっと真相は生活に疲れたからではないだろうかと思います。
公園や、お寺などに植えられているのを見かけることの多いので、見たことのある人はたくさんいると思います。成長が遅いので、特別天然記念物に指定されたりしているところもあります。かなり大型の花とタネを付けますが、ソテツを見たことある人は多いのですが、花やタネを見たことある人は意外と少ないです。 |
[写真撮影] |
2006年02月03日 |
[関連ページ] |
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