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チューリップの特徴 |
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中央アジアから地球海沿岸にかけ、100種以上の原種が分布しています。16世紀にヨーロッパに導入され、膨大な数の品種が作られました。現在では約100種が栽培され、原種や原種に近い園芸種が良く使われています。
8月下旬頃から球根が出回ります。品種によって、花色、花形、開花期、草丈が異なります。球根の大きさや充実具合によって、開花しないこともあるので、大きくて重いものを選びます。球根上部や底部が傷んでいるものは避けてください。早春には鉢花、ポット苗が出回ります。
開花期間は短く、早生品種は約2週間、中生品種は10日〜14日、晩生品種は約1週間です。花を長く楽しむため、開花期の異なる品種を組み合わせたり、八重咲きやパーロット咲きなど開花期の長い品種を選びます。密植させると、豪華に花を楽しむことができます。 |
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管理のポイント・置き場所 |
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球根さえ良いものを選べば、手軽に楽しむことができる植物です。日当たりが良く、水はけの良い場所で、腐植質の多い砂質壌土を好みますが、水はけさえ良ければ土質は選ばず、多少日陰でも大丈夫です。
植え付けの適期は10月〜11月で、関東以西の暖地では12月までに植え付けるようにします。花壇など地植えする場合、球根3個分の深さで、10cm〜15cmの間隔で植え付けます。植木鉢やコンテナでは、根を伸ばすために、球根の先端が隠れる程度の浅植えし、密植ぎみにします。 |
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培養土 |
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腐植質の多い砂質壌土を好みますが、水はけさえ良ければ土質はそれほど気にする必要はありません。 |
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水遣り・肥料 |
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水遣りは、過湿にならないように、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。太平洋側で冬期に晴天が続く地域では、冬でも根が伸びるので、培養土は乾燥させすぎないように水遣りします。
花が終わりかけてから、葉が黄変するまでの間、肥料を施します。開花までは球根の栄養で生長するので、肥料はあまり必要ありません。 |
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夏越し・冬越し |
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夏になると地上部は枯れるので、球根を掘り上げて保管しておきます。秋になったら植え付けます。
冬は屋外で管理します。 |
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増やし方 |
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花後、古い球根の周囲に、新しい球根ができ増えていきますが、暖地での繁殖は難しいです。原種に近い品種では、植え付けたまま株が維持され、自然と増えることもあります。
花後、葉が黄変したら球根を掘り上げ、陰干し後に涼しい場所で保管します。
水はけの良い場所なら、植えたままにしておけば2年後〜3年後に再び花を咲かせてくれます。しかし、年々、花が貧弱になり、病気にかかりやすくなるので、毎年、新しい球根を購入して植えるのが良いです。
種子から増やすこともできますが、開花まで5年以上かかってしまいます。 |
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栽培カレンダー |
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
◇花期◇ |
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◇分球◇ |
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◇植え付け◇ |
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◇掘り上げ◇ |
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◇肥料◇ |
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