被子植物単子葉植物に属する植物です。湿潤な熱帯地方〜温帯地方にかけて、多く分布しています。
日本では地下に芋状の地下茎を持つものがよく知られていますが、亜熱帯地方〜熱帯地方では大型のツル植物になり根を伸ばして樹木の幹に張りつくものもあり、水草になるものもあります。東南アジアのショクダイコンニャクは、花序の先端までが3mにも達し、花序としては世界で一番高いと言われています。
特徴的な花が咲き、中心の花軸に密集した小さな肉穂花序と、それを囲むように発達した仏炎苞が特徴です。この仏炎苞が花びらの代わりをしています。ウラシマソウのようにグロテスクなものもあれば、ミズバショウやアンスリウムのように美しいものもあります。
サトイモをはじめとし、東南アジアから太平洋にかけて、芋食文化が広がっています。しかし、観賞用の多くのサトイモ科の植物は有毒植物で、シュウ酸カルシウムが含まれています。クワズイモは名前が示す通り、食べることができません。コンニャクもサトイモ科ですが、やはり有毒植物です。
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