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走水隧道


走水第一隧道

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
地図
走水第一隧道
走水第一隧道

 2個連続で繋がっているトンネル、走水隧道。走水と、馬堀海岸・馬堀町を結ぶトンネルです。以前はここが国道16号で、もちろん一方通行ではなく自動車が通行していました。
三浦半島観光地図:横須賀市馬堀海岸
三浦半島観光地図:横須賀市馬堀町
 走水第一隧道横の山腹、馬堀町4丁目には馬堀横穴墓群、別名、馬堀浄林寺裏横穴墓群があります。小原台から東京湾に向かって西に派生する支丘の裾近く、浄林寺の北西側崖面にあります。
三浦半島観光地図:横須賀市馬堀町・浄林寺
 数穴が存在し、1945年(昭和20年)に2穴が調査されています。西向きに開口し、玄室は平面形長方形のドーム型をしており、床面には礫が敷かれていました。

写真撮影:2008年04月02日

走水第一隧道

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
走水第一隧道
走水第一隧道

 ちょっと短い走水第一隧道。
 入り口(または出口)には、アーチ状にレンガが積まれています。内側はモルタルが吹きつけてありますが、昔はレンガ積みだったんじゃないかなー。トンネルの強度や安全上の関係だと思います。
 馬堀横穴墓群の第1号穴は玄室幅3.0m〜3.35m、奥行き4.15m、高さ1.7mあります。ガラス製小玉、銀製耳鐶、金銅製耳鐶、鉄製鍔片、鉄鏃片、土師器が出土しています。
、第2号穴は玄室幅4.0m、奥行き3.6mありました。ガラス製管玉、ガラス製小玉、小銅鍔片、直刀片、鉄製鍔片、鉄鏃片、鹿角装刀子片、鉄製釘、不明鉄製品、土師器片、須恵器片が出土しています。
 形態や規模などの特徴から、古墳時代の古式の横穴墓群と考えられています。

写真撮影:2008年04月02日

走水第一隧道

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
走水第一隧道
走水第一隧道

 走水第一隧道の出口(または入り口)です。ほんの数mだけ、トンネルが途切れています。
 トンネルを出ると、すぐにカーブがあり、またまたトンネルなので、自動車を運転してるとちょっと怖いかも。対向車が来た場合、どうすればいいんだろうなんて思っていたら、このトンネルは一方通行とのことでした(^^;)
 馬堀海岸・馬堀町側が走水第一隧道、走水側が走水第二隧道と呼ばれています。水道敷設のために造られたため、旧水道トンネルとも呼ばれています。造られた当時は、1本のトンネルでした。
 走水隧道は人や車が通行するために造られたトンネルではなく、送水のための導水隧道として造られました。横須賀製鉄所は水不足が問題化しており、フランス人技師ヴェルニーが計画した軍用水道で、横須賀市内で初めて水道管を敷設したトンネルです。
三浦半島観光地図:横須賀市汐入町・ヴェルニー公園
三浦半島観光地図:横須賀市東逸見町・ヴェルニー記念館
三浦半島観光地図:横須賀市楠ヶ浦町・横須賀海軍工廠

写真撮影:2008年04月02日

走水第二隧道

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
走水第二隧道
走水第二隧道

 走水第二隧道の入り口(または出口)です。
 走水第二隧道は、走水側にあります。
 コンクリートで補強されています。急傾斜地なので、落石や崖崩れの可能性があるため、コンクリートで補強したんだと思います。
 1876年(明治9年)、横須賀製鉄所に走水の豊富な湧水を送る土管を敷設するために掘られたものです。当時は、幅1m、高さ1.5m、長さ320mで、1本の素堀の隧道です。途中の海側に、明り取り用の丸窓がついていました。水源地から横須賀製鉄所までの距離約7kmを、高低差10mの傾斜を利用した自然流下方式でした。
三浦半島観光地図:横須賀市走水・走水水源地
 トンネルのすべてが水道管だったわけではなく、トンネルの下を水道が走っています。当時の水道管は内径12.5cmの土管です。
 この当時のトンネルは水道管を通すのが目的で掘られたため、人が通行できるようなトンネルではありませんでした。

写真撮影:2008年04月02日

走水第二隧道

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
走水第二隧道
走水第二隧道

 走水第二隧道は、走水第一隧道よりも少し長いトンネルですん。細くて長いトンネルなので、歩行者も自動車も、ちょっと怖いですね。
 走水第一隧道も走水第二隧道も、ガードレールはありませんが、歩道が設けられてるので、それだけでかなり安心して歩くことができます。
 横須賀製鉄所〜走水水源地までの間に、走水、三春町春日神社脇、田戸観念寺、龍本寺山裾の4ヶ所にトンネルが掘られました。現在でも残っているのは、走水のトンネルだけです。
三浦半島観光地図:横須賀市三春町・春日神社
三浦半島観光地図:横須賀市米が浜通・横須賀共済病院
三浦半島観光地図:横須賀市深田台・龍本寺

写真撮影:2008年04月02日

走水第二隧道

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
走水第二隧道
走水第二隧道

 走水第二隧道の出口(または入り口)です。
 斜面に造られたというのが良くわかりますね。斜めに石垣が綺麗に並んでいます。
 日産が販売している自動車、プレーリーが違法駐車しているので満足できる写真が撮影できませんでした(TωT)。日産のプレーリーが邪魔だなーってずっと思っていたんですが、うまい場所に駐車スペースを見付けたなーと感心していたりもします。
 導水隧道として完成しましたが、東京湾要塞地帯として、走水地区や観音崎地区の重要性が高まり、馬車による交通路確保が必要になりました。そこで1883年(明治16年)、軍によって現在の規模に拡張されました。途中の明り取りの穴が広がり、2本のトンネルになりました。
三浦半島観光地図:横須賀市走水・防衛大学走水海上訓練場
三浦半島観光地図:横須賀市走水・旗山崎、御所ヶ崎
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎公園

写真撮影:2008年04月02日

石垣

バス停馬堀中学下車 徒歩1分
石垣
石垣

 綺麗に整然と積まれた石垣。歴史と美しさを感じさせる石垣です。走水隧道の石垣にはたくさんの石が使われていますが、どこの石を使っているんだろう。
 トンネル開削工事には身寄りのないような人が携わっていたため、浄林寺の墓地には開削工事中に死亡した人の墓があります。
三浦半島観光地図:横須賀市馬堀町・浄林寺
 入り口アーチのレンガ積みの古色に、当時の面影を残しています。

写真撮影:2008年04月02日
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